【CLF/SAA試験対策&模擬問題】サーバーレスの核心「AWS Lambda」とは?
作成日: 2026年4月1日 / 更新日: 2026年4月1日

- AWS Lambdaの基本概念と4つの主要特徴
- 試験で問われるIAM権限管理(実行ロール・リソースベースポリシー)
- コールドスタート対策やStep Functionsとの連携パターン
- 課金の仕組みと無料利用枠の注意点
- CLF・SAA対策の模擬問題で実力チェック
Lambdaはなぜ試験の重要サービスなのか?
AWS認定試験において、Lambdaは「サーバーレス」という概念を理解する上で避けては通れないサービスです。CLFではその基本的なメリットが、SAAでは他サービスとの最適な組み合わせ(アーキテクチャ)が問われます。
本ブログでは、公式ドキュメントの情報に基づき、試験合格に必要な知識を整理していきます。
Lambdaとは?
AWS Lambdaは、サーバーをプロビジョニングまたは管理することなくコードを実行できるサーバーレスのコンピューティングサービスです。主な特徴は以下の通りです。
- サーバー管理が不要:高可用性インフラ上でコードが実行され、OSのメンテナンスや自動スケーリングなどはすべてAWSが管理します。
- 自動スケーリング:リクエストレートに合わせて自動でスケールアップし、アイドル時はゼロまでスケールダウンします。
- 従量課金制:リクエスト数と実行時間(ミリ秒単位)に基づく課金です。未実行時には料金が発生しません。
- 多様な言語サポート:Java、Go、PowerShell、Node.js、C#、Python、Rubyなどのランタイムに対応しています。
Lambdaのベストプラクティス
効率的で安全なサーバーレスアプリケーションを構築するために、以下のプラクティスが推奨されています。
コールドスタートの対策として、Lambda SnapStart を利用することで起動レイテンシーを最小限に抑えられます。
長時間ワークフローには、AWS Step Functionsと組み合わせて最大1年間の実行が可能。Lambda単体の最大実行時間は 15分(900秒)です。
- Lambdaレイヤー:複数の関数間で共通コンポーネントを共有し、メンテナンスを最適化します。
- 同時実行の制御:トラフィック急増時に備え、同時実行数とスケーリングを制御してリソース使用率を管理します。
CLF、SAAで問われるLambdaの試験範囲
Lambdaの主要機能・設定項目
| 項目 | 概要 | 詳細解説 |
|---|---|---|
| イベント駆動 | 特定のイベントをトリガーに実行 | S3へのアップロードやDynamoDBの更新などを検知して動作します。 |
| IAMアクセス許可 | 権限管理の核心 | 「実行ロール」と「リソースベースのポリシー」の2種類があります。 |
| ネットワーク | VPC接続による保護 | 機密リソースを保護するため、VPC内に配置可能です。 |
| パフォーマンス | 同時実行数の設定 | プロビジョニングされた同時実行で「ハイパーレディ」状態を維持。 |
各項目の詳細解説
- 実行ロール:Lambda関数自体に付与するIAMロール。S3やDynamoDBなどへのアクセス権限を定義。
- リソースベースのポリシー:他サービスやアカウントが関数を呼び出すことを許可する権限。
- アイデンティティベースのポリシー:ユーザーやグループが関数の管理操作を行う権限。
試験対策向けの注意点・勉強すべき点
- 課金の仕組み:メモリ量に比例したCPUパワーが割り当てられます。料金は「リクエスト数」+「割り当てメモリに応じた実行時間」の合算です。
- イベントソースの統合:SQS、Kinesis、Kafkaなどとネイティブ統合。EventBridgeによるスケジュール実行パターンも整理しましょう。
- 分離とセキュリティ:Firecracker MicroVMによる安全な実行環境分離。テナント分離モードもSAA対策に有効です。
- 無料利用枠:月100万リクエスト、40万GB秒が無料。ただし Provisioned Concurrency 有効時は適用外です。
模擬問題
サーバーを構築する必要がなく、ソースコードさえあればアプリケーションの実行が可能なAWSサービスは次のうちどれでしょう?
AWS Lambdaでは実行環境を準備する必要がなく、ソースコードを準備するだけでアプリケーションの実行が可能です。
A社は、サーバーレスアーキテクチャを構築しています。DynamoDBへのデータ登録処理を、HTTP経由の呼び出しリクエストによって実現したいと考えています。どのサービスを組み合わせればよいでしょうか?
HTTP経由の呼び出しリクエストという要件は、API Gatewayを利用することで実現できます。DynamoDBはデータ更新時、S3はファイルアップロード時、CloudWatch Eventsはスケジューリング実行と、それぞれ使用要件が異なります。
まとめ
AWS Lambdaは、インフラ管理の手間を省き、ビジネスロジックに集中できる「サーバーレス」の象徴的なサービスです。試験対策としては、「どのようなイベントで起動するか」「IAMでどのように権限を管理するか」「コストがどう計算されるか」の3点を中心に学習を進めることが合格への鍵となります。
