【AZ-900対策&模擬問題付き】Azure Virtual Machines(仮想マシン)について解説-2026年最新版

AZ-900対策として、Azure Virtual Machines(仮想マシン)の概要、VMの種類(SKU)とサイズ、ディスク・ネットワーク・可用性とスケーラビリティの主要コンポーネント、試験で問われやすい観点を整理し、模擬問題4問で理解度を確認できます。

Azure Virtual Machines(以下、Azure VM)は、Microsoft Azureにおける代表的なIaaS(Infrastructure as a Service)です。

本記事では、AZ-900で問われやすいAzure VMの特徴とコンポーネントを整理し、模擬問題で理解度を確認できるようにまとめました。

この記事でわかること
  • Azure VMの概要とIaaSとしての責任範囲
  • ワークロード別に最適化されたVMの種類(SKU)とサイズ
  • OSディスク・データディスク・一時ディスク・Managed Disksの違い
  • VNet・NIC・NSGなどネットワークの基本と、可用性セット・可用性ゾーン・VMSS
  • AZ-900で問われやすい観点と模擬問題4問

Azure Virtual Machinesの概要

Azure Virtual Machines(以下、Azure VM)は、Microsoft Azureにおける代表的なIaaS(Infrastructure as a Service)です。

オンデマンドでスケーラブルな仮想サーバーを数分でデプロイでき、Windows/Linuxの両方をサポートします。CPUやメモリ、ストレージなどのスペックは用途に応じて柔軟に構成可能です。

ポイント
  • IaaSのため、OSの設定・パッチ適用・ミドルウェアやアプリの管理は利用者の責任範囲。
  • 迅速な環境構築やスパイク対策のスケールアウト、ハイブリッド拡張やDR(災害対策)にも適用。

主な特徴とコンポーネント

仮想マシンの種類(SKU)とサイズ

Azureにはワークロード別に最適化されたVM系列が用意されています。代表例は以下のとおりです。

Azure VMの種類(SKU)と適したワークロード
種類特徴 / 適したワークロード
汎用CPU・メモリ・ディスクのバランス型。開発/テストや中小規模データベースに適する。
コンピューティング最適化高いCPU性能が必要なWeb/ゲームサーバー、バッチ処理などに適する。
メモリ最適化大容量メモリが必要なキャッシュサーバー、大規模DB、インメモリ処理に適する。
ストレージ最適化高I/Oを要する分析やNoSQLワークロードに適する。
GPUグラフィックス処理、機械学習/推論などGPUワークロードに適する。

ストレージ(ディスク)

  • OSディスク:OSを格納する必須ディスク。
  • データディスク:アプリ/データ用。障害時は切り離して別VMに再接続可能。
  • 一時ディスク:物理ホストのローカル一時領域。再起動/再デプロイで消失し得るため一時用途に限定。
  • Managed Disks:Standard HDD/SSD、Premium SSD、Ultra DiskなどのAzure管理ディスクを利用。

ネットワーク

  • 仮想ネットワーク (VNet):VMを配置するプライベートネットワーク。
  • NIC:VNetへの接続インターフェース。
  • IPアドレス:プライベート/パブリックIP。
  • Network Security Group (NSG):入出力のトラフィックを許可/拒否で制御。

可用性とスケーラビリティ

  • 可用性セット:計画停止・突発障害の影響を分散(同時停止を避ける配置)。
  • 可用性ゾーン:物理的に分離されたゾーンに跨って高可用性を確保。
  • VMSS(仮想マシン スケール セット):負荷に応じてVM台数を自動増減(オートスケール)。

AZ-900で問われやすい観点

攻略のカギ
  • Azure VMはIaaS(OS・アプリのパッチ/設定は利用者の責任)。
  • ワークロードに応じたサイズ選定(メモリ最適化、GPUなど)。
  • 高可用性は可用性セット/ゾーン、スケーリングはVMSS
  • 通信制御はNSG、ディスク暗号化はAzure Disk Encryptionホストでの暗号化(Encryption at Host)
  • 監視はAzure Monitor、自動化はAzure Automation
  • コストは稼働時間/OSライセンス/ディスクで決定。予約インスタンスSpot VMで最適化。
ディスク暗号化の最新動向:Azure Disk Encryption(ADE)は2028年9月15日に廃止が予定されており、Microsoftは新規VMには「ホストでの暗号化(Encryption at Host)」の利用を推奨しています。AZ-900では「VMのディスクを暗号化する仕組みがある」という概念レベルの理解で十分ですが、実務では新方式への移行を意識しておきましょう。

模擬問題

問題 1:サービスのカテゴリと特徴

Azure VM の説明として正しいものを 1 つ選びなさい。

  • Azure VM は PaaS に分類され、OS のパッチ適用は Azure が実施する。
  • Azure VM は IaaS に分類され、物理 HW の管理は不要だが OS のパッチ適用は必要。
  • Azure VM は SaaS に分類され、ユーザーは構成/管理を行わない。
  • Azure VM で利用できる OS は Windows のみである。
回答・解説を見る
正解:2. Azure VM は IaaS に分類され、物理 HW の管理は不要だが OS のパッチ適用は必要。

Azure VM は IaaS。OS やアプリの管理は利用者の責任です。Windows / Linux のどちらも利用可能。

問題 2:高可用性およびスケーラビリティ

負荷に応じて VM 台数を自動的に増減しやすい Azure の仕組みはどれ?

  • 可用性ゾーン
  • 可用性セット
  • VMSS(仮想マシン スケール セット)
  • Azure Load Balancer
回答・解説を見る
正解:3. VMSS(仮想マシン スケール セット)

VMSS は同一構成の VM 群をオートスケール。可用性はゾーン/セットで確保し、LB は分散装置。

問題 3:ネットワークセキュリティ

VNet 内外のトラフィックを許可/拒否で制御するコンポーネントは?

  • Azure Disk Encryption
  • Network Security Group(NSG)
  • Microsoft Entra ID(旧 Azure Active Directory)
  • Azure Monitor
回答・解説を見る
正解:2. Network Security Group(NSG)

NSG がポート/プロトコル/方向ごとに許可・拒否ルールを適用。

問題 4:コスト最適化

未使用計算リソースを大幅割引で使えるが、Azure 都合で停止されうるオプションは?

  • 予約インスタンス
  • Spot VM
  • 汎用 VM
  • VMSS
回答・解説を見る
正解:2. Spot VM

Spot VM は割安だが、需要次第で事前通知なく削除/停止されるリスク。

まとめ

Azure VMはAzureの代表的なIaaSであり、AZ-900では「IaaSとしての責任範囲」「ワークロードに応じたサイズ選定」「可用性セット/可用性ゾーン/VMSSによる可用性とスケーリング」「NSGによる通信制御」「予約インスタンス・Spot VMによるコスト最適化」を軸に整理しておくと得点しやすくなります。

模擬問題で迷った項目は、本文のコンポーネント一覧に戻って役割の違いを確認しておきましょう。

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参考資料

本記事は以下の公式資料を参照して作成しています。

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