【CLF、SAA取得を目ざされている方向け】 EC2の特徴について初学者にもわかりやすく解説!

【CLF、SAA取得を目ざされている方向け】 EC2の特徴について初学者にもわかりやすく解説!

【CLF、SAA取得を目ざされている方向け】
EC2の特徴について初学者にもわかりやすく解説!

【CLF、SAA取得を目ざされている方向け】 EC2の特徴について初学者にもわかりやすく解説!

AWS認定資格の学習に取り組まれている皆様、こんにちは。

今回は、AWSの基盤となるコンピューティングサービスであるAmazon EC2について、その概要、主要な特徴を解説します。特に、ソリューションアーキテクト-アソシエイト (SAA) やクラウドプラクティショナー (CLF)の取得を目指す上で、EC2の理解は不可欠です。EC2について学びたい方や、復習されたい方はこちらの記事を参考に!

Amazon EC2とは

Amazon EC2は「Amazon Elastic Compute Cloud」の略称であり、AWSクラウド上でスケーラブルな仮想サーバーを構築できるサービスです。物理サーバーの準備や設定のプロセスを省略し、LinuxやWindowsなどのOSを搭載したサーバーを迅速に利用開始できる点が特徴です。EC2を用いて構築されたサーバーは「インスタンス」と呼ばれます。

EC2の主な利点

EC2が広く利用される理由として、以下の点が挙げられます。

  • ✓ 俊敏性: 従来のオンプレミス環境では、サーバーの利用開始までに数ヶ月を要する場合がありましたが、EC2ではAWSマネジメントコンソールから簡単な操作で、短時間でサーバーをデプロイし、利用を開始できます。これにより、開発やデプロイのプロセスを大幅に迅速化することが可能です。
  • ✓ サイジングの柔軟性: EC2では、インスタンスタイプを変更することで、CPU、メモリ、ストレージといったリソースのスペックを容易に調整できます。これにより、過剰なリソースを抱えることなく、必要な分だけリソースを確保し、コストを最適化できます。
  • ✓ コスト最適化: EC2は、サーバーの利用量に応じて料金が発生する「従量課金制」を採用しています。利用しない期間はインスタンスを停止することで、コストを抑えることが可能です。AWSは99.99%の可用性のSLAコミットメントを提供しており、数分で容量をスケールできる信頼性があります。
EC2の料金モデル

EC2の料金モデルにはいくつかの種類があり、これらを組み合わせることでコストを最適化できます。

  • オンデマンドインスタンス: インスタンスを利用した分だけ、秒単位(最低60秒)で課金される一般的な料金体系です。長期契約や前払いは不要です。
  • リザーブドインスタンス (RI): 事前に1年または3年の利用を予約することで、オンデマンドインスタンスよりも安価に利用できます。
  • スポットインスタンス: AWS上で未使用のリソースを「入札」して利用する方法で、リザーブドインスタンスよりもさらに安価に利用可能です。ただし、スポット価格が入札価格を上回った場合、利用が中断される可能性がある点に注意が必要です。
  • Savings Plans: 1~3年の期間で一定の使用量をコミットすることで、EC2コストを削減できます。
  • 専用ホスト: 専有の物理EC2サーバーを使用することでコストを削減できます。既存のサーバーバウンドソフトウェアライセンスを利用してコンプライアンス要件を満たす場合に有用です。
  • オンデマンドキャパシティ予約: 特定のアベイラビリティーゾーンでEC2 インスタンスのキャパシティーを任意の期間予約できます。
  • 1秒単位の請求: 未使用の分および秒単位のコストを請求から排除します。
EC2の主要機能と関連ポイント

EC2には、多様なクラウド活用を支援する様々な機能が組み込まれています。

仮想ファイアウォール「セキュリティグループ」

EC2インスタンスへの通信を制御するために、「セキュリティグループ」という仮想ファイアウォールを使用します。これにより、インスタンスへのインバウンド/アウトバウンドトラフィックのルールを設定し、セキュリティを確保できます。

ストレージの種類

EC2には主に2種類のストレージオプションがあります。

  • インスタンスストア: インスタンスに直接アタッチされる揮発性のストレージです。インスタンスを停止または終了すると、データは失われるため、一時的なデータ保存に適しています。
  • Amazon EBS (Elastic Block Store): EC2 インスタンスにアタッチして使用するAWSのブロックレベルストレージサービスで、こちらは永続的にデータが保存されます。EBSスナップショットをAmazon S3に安価に保存することも可能です。ボリュームタイプには、汎用SSD (gp2/gp3)、プロビジョンドIOPS SSD (io1/io2)、スループット最適化HDD (st1)、コールドHDD (sc1) などがあります。

IPアドレスの使い分け

EC2 インスタンスには3種類のIPアドレスがあります。

  • プライベートIPアドレス: インスタンス作成時に付与され、再起動しても変化しません。
  • パブリックIPアドレス: インスタンス作成時に付与される動的なグローバルIPアドレスで、インスタンスを再起動するとIPアドレスが変わるため注意が必要です。
  • Elastic IP (EIP): これは静的なグローバルIPアドレスです。インスタンスを再起動してもIPアドレスが維持されるため、グローバルIPアドレスが固定である必要があるシステムで利用されます。

インスタンスの配置オプション

EC2 インスタンスはAWSのデータセンター内のホストコンピュータ上に配置されますが、その配置方法にはいくつかの種類があります。

  • マルチテナンシー: 1つのホストコンピュータに複数のアカウントのEC2インスタンスが配置される一般的な方法です。
  • ハードウェア専有インスタンス (Dedicated Instances): 1つのホストコンピュータに自身のAWSアカウントのインスタンスのみを配置できますが、インスタンスを起動するハードウェアは固定されません。コンプライアンス要件等で他アカウントと物理的に分離する必要がある場合に利用されます。
  • デリケーテッドホスト (Dedicated Hosts): 自身のAWSアカウントのインスタンスのみを配置できることに加え、ハードウェアを固定できます。ソフトウェアライセンスがハードウェアに依存するBring Your Own License (BYOL) のようなケースで特に有用です。

関連サービスとの連携

EC2は単独で利用するだけでなく、他のAWSサービスと組み合わせることで、さらに強力なソリューションを構築できます。

  • Amazon EC2 Auto Scaling: アプリケーションの負荷に応じてEC2 インスタンスの数を自動的に増減させることができます。これにより、常に適切なリソースを確保し、コストを最適化することが可能です。スケーリングポリシー、クールダウン期間、ライフサイクルフック、ヘルスチェックなどの機能があります. Auto Scaling自体の使用料は無料ですが、起動されたEC2インスタンスや関連サービスには料金が発生します。
  • Elastic Load Balancing (ELB): 複数のEC2 インスタンス間でトラフィックを自動的に分散させ、アプリケーションの可用性と耐障害性を向上させます。Application Load Balancer、 Network Load Balancer、Classic Load Balancerなどの種類があります。
  • Amazon CloudWatch: EC2 インスタンスのCPU使用率やディスク使用率などを監視し、設定した閾値を超えた場合にアラートを送信したり、自動で再起動させたりする運用も可能です。

EC2はAWSクラウドの基礎をなす非常に重要なサービスであり、その機能を理解することはクラウド環境でのシステム構築において不可欠です。

この解説が、皆様のAWSに関する理解の一助となれば幸いです。