クラウドサービスの導入が加速する現代、AWS(Amazon Web Services)とAzure(Microsoft Azure)は圧倒的なシェアを誇る2大クラウドです。これからクラウドを学ぼうという初心者にとって、「どちらを選ぶべきか?」という悩みは非常に多く、就職やキャリアの選択にも大きく関わります。
本記事では、初心者の方がAWSとAzureの違いを理解し、自分に合った学習の第一歩を踏み出せるよう、機能や特徴、学習難易度、資格の違い、企業導入状況など多角的な視点から比較・解説します。
- AWSとAzureそれぞれの基礎知識・シェア・強み
- UI・学習リソース・無料枠・初心者資格の比較
- CLF-C02とAZ-900の難易度と取得メリット
- AWS・Azureそれぞれのおすすめ学習手順
- 目的別に初心者がどちらを選ぶべきか
AWSとAzureの基礎知識
AWS(Amazon Web Services)とは
AWSは、Amazonが2006年にスタートしたクラウドサービスで、現在世界トップのクラウドプロバイダーです。EC2(仮想サーバー)、S3(ストレージ)、Lambda(サーバーレス)など200以上のサービスを提供しており、幅広い業界に導入されています。
- シェア:世界のクラウドインフラ市場でNo.1(2026年第2四半期時点で約28%)
- 主要導入企業:Netflix、Airbnb、NTTドコモ、三菱UFJ銀行など
- 強み:圧倒的なサービス数、グローバルインフラ、ベンダーロックインが比較的少ない
Azure(Microsoft Azure)とは
Azureは、Microsoftが提供するクラウドサービスで、2008年に発表され2010年に正式リリースされました。Windows ServerやActive DirectoryなどMicrosoft製品との連携が非常に強力で、特にエンタープライズ(大企業)に強いです。
- シェア:世界シェア2位(2026年第2四半期時点で約20%)
- 主要導入企業:花王、Panasonic、NEC、SONYなど
- 強み:Microsoft 365やWindows環境との高い親和性、企業導入がスムーズ
Synergy Research Groupの2026年第2四半期調査では、AWSが約28%、Microsoft Azureが約20%、Google Cloudが約15%で、上位3社で世界のクラウドインフラ市場の約3分の2を占めています。AI需要の拡大により市場全体が急成長しており、シェアの数値は四半期ごとに変動します。
初心者向けに比較!AWS vs Azure
資格試験の難易度と取得メリット
ここでは初学者向けの資格を基に資格の難易度と取得メリットについて解説していきます。
| 項目 | AWS認定クラウドプラクティショナー(CLF-C02) | Microsoft Azure Fundamentals(AZ-900) |
|---|---|---|
| 試験内容 | AWSの基本サービス、料金体系、セキュリティ、アーキテクチャ | Azureの基本概念、クラウドの仕組み、料金体系、セキュリティ、コンプライアンス |
| 試験時間 | 90分 | 45分 |
| 出題形式 | 多肢選択式(65問) | 多肢選択式(40〜60問) |
| メリット | クラウド初心者でも挑戦しやすく、履歴書や転職活動でも評価されやすい | WindowsユーザーやMicrosoft製品に慣れている人にとっては非常に入りやすく、初学者に優しい |
比較してみるとAWSの方が問題数・試験時間共にAzureに比べて長く多いのがわかります。
個人的な感覚値としては、Azure(AZ-900)の方がより初学者向けな内容になっており、ITの話題にあまり触れたことのない方や、学生の方でも取得しやすい内容だと感じています。
学習の始め方
AWSのおすすめ学習手順
- AWS Skill Builder で基礎学習
- YouTube(例:AWS資格 対策講座など)で実践型チュートリアルを見る
- AWS認定クラウドプラクティショナーの公式模試を解く
- StepStudyや試験対策書籍を活用する
Azureのおすすめ学習手順
- Microsoft Learn のAzure基礎コースを受講
- 無料アカウントを作成し、実際にポータルを操作してみる
- AZ-900用の模擬試験や問題集を活用する
- StepStudyや試験対策書籍を活用する
まとめ:初心者が選ぶべきはどっち?
AWSもAzureも一流のクラウドプラットフォームであり、どちらを学んでも価値があります。ただし、目的によって優先度は変わります。
幅広く活用できるクラウド知識を身につけたい方、IT職種で就職をした方 → AWS
Microsoft系企業やSIerを志望している学生の方、文系職でまずはクラウド資格に触れてみたい方 → Azure
どちらを選んでも後悔はありません。まずは無料で試して、UIや概念に触れてみることが第一歩です。失敗を恐れず、実際にクラウドに触れながら、自分のニーズやレベルに合ったサービスを見極めていきましょう!
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参考資料
本記事は以下の公式資料を参照して作成しています。
公式資料
- AWS Certified Cloud Practitioner - AWS公式(CLF-C02の試験時間・問題数の根拠)
- Microsoft Certified: Azure Fundamentals - Microsoft Learn公式(AZ-900の試験時間・問題数の根拠)
- AWS 無料利用枠 - AWS公式(無料プランの根拠)
- Azure 無料アカウント - Microsoft公式(無料アカウントの根拠)
クラウド市場シェアはSynergy Research Groupの2026年第2四半期データに基づいています。



